データサイエンティスト(増井)
アイディアを現実へ。これからも新たなソリューションを生み出し続ける
PROFILE
データサイエンティスト(増井)
2019年入社
京都大学大学院 情報学研究科卒業。在学中、HACARUSでアルバイトし、AI外観検査システムの開発に従事した。その後、2019年に正社員として入社し、現在は、労災防止AIの開発に携わっている。
アルバイト時代から携わってきた開発が、今や主力事業に
HACARUSが産学連携で大学と共同開発を進め始めた2016年、当時学生だった私は、大学教授からお声掛けいただき、アルバイトとしてHACARUSで働き始めました。
HACARUSでは主力事業として、AIによる外観検査を掲げていますが、アルバイトをしていた当時から、外観検査システムのコア技術「スパースモデリング」を活用していました。PoC(概念実証)を担当し、後にAI判定の開発をしたのも実は私です。それが現在、事業としてどんどん成長している様子を見て、誇らしく感じています。
リアルタイムでの高速判定を実現した、労災防止AIシステム
現在は労災防止AIの開発を担当しており、主にリモートワークで仕事をしています。
1日のおおまかな流れとしては、事業部全体の朝会からスタート。1日の予定確認や雑談などをしてメンバーとコミュニケーションを取った後、分析業務や開発業務に各々取り組みます。時にはインターン生と取り組むこともあります。その間に、お客様とのミーティングや成果報告会なども適宜行っています。
労災防止AIについては、「工場での安全管理を最適化したい」というお客様の声を基に、開発に挑みました。HACARUSのシステムは、リアルタイムでAIを稼働できる点が大きな特徴です。クラウドにアップロードする必要がなく、高速な判定を実現。高い技術が求められる開発であったため、陰では「本当に実現ができるのだろうか……」と苦悩したこともありました。しかし、まだ世の中にないソリューションを開発し、お客様の悩みを解消することに、大きな喜びとやりがいと感じています。
設立間もない頃から共に歩んでいたHACARUS。もっと先の未来を見てみたい!
アルバイトとして参加した当初は、まだメンバーが5名ほどしかいませんでした。そこからどんどん仲間が加わり、会社が大きくなっていく様子を間近に見られたのは、大変貴重な経験でしたね。閉塞感がある日本において、企業の成長を体感できたことは、刺激的でもありました。
就職活動では他社も見てみたものの、「せっかくHACARUSと成長を共にしてきたのに、ここで離れるのはもったいない。もっと先の未来を見てみたい!」と、HACARUSに残ることを決意。2019年に正式入社し、現在まで働き続けています。
設立間もない頃から在籍しているので、エンジニアでありながらも、R&DやPMなど幅広い業務を経験させていただきました。自分自身の成長を感じており、HACARUSと共に歩んできて良かったと感じています。
アイディアを形にし、HACARUSの力で現場の課題を解決していきたい
HACARUSでは、私のようにリモートワークをしている社員も多いですが、社員同士の関係性は良好であると感じています。
半年に1回は全体会議のため、本社のある京都に集まるのですが、仲間との交流や京都出張は仕事の良い気分転換になっていますね。ちなみに、この前京都に行ったときは、久々に会った仲間と一緒に琵琶湖でワカサギ釣りをして、とても楽しかったです(笑)。社員同士のコミュニケーションが円滑に行えることで、部署関係なく互いに助け合えているので、開発にも良い影響が与えられていると実感しています。
私たちは、これからも多様なテーマに対してアプローチをしていくつもりです。アイディアはあるけど、まだ現場での実装に応用されていない技術は、実は数多くあります。したがってHACARUSでは、日々新しいことをキャッチアップし続けて技術を深めることはもちろん、さまざまな業界のドメイン知識をどんどん獲得してお客様目線で課題を抽出し、現場のニーズに合わせたソリューションを生み出していきたいと考えています。今まで無理だと考えられていたものが、私たちなりの方法で実現できたらうれしいですし、社会実装もしていきたいです。人が行っている大変な作業の負担を軽減し、今よりももっと快適な世界をめざしたいです。