未来を造る人に 次世代の「はかる」を ~ミッションに込めた想い~

今年 HACARUS は創業 10 周年を迎え、AI 外観検査をはじめとするものづくり現場における DX をリードする存在となるべく日々邁進しています。

その中でお客様への貢献とそれによる事業成長を実現するため、組織も成長してきました。これからも成長していく組織の力を最大限に発揮するための礎として、この度 HACARUS のミッションと行動指針を以下のように定めました。

ミッション

  • 未来を造る人に 次世代の「はかる」を

行動指針

  1. 受け身を避け、自立と責任を追求する
  2. 課題を恐れず、可能性を探索する
  3. 一人ではなく、オープンな会話を行う
  4. 無理を見つけ、互いに手を差し伸べる
  5. 日本に留まらず、世界に視点を向ける

なぜ「造る」なのか?

HACARUS のようなスタートアップに期待されるのは、これまでになかった価値を生み出すこと。その意味で「創る」を思い浮かべる方は多いと思います。それでも、あえて「造る」を選んだのは、お客さまに対する尊敬とその事業に貢献する思いを明確にしたかったから、です。

HACARUS は製造業や建設業、インフラといった生活の必需品や社会の基盤を築いているお客さまに DX を実現する製品やソリューションを提供しています。そしてそのお客さま自身が、確かな技術をもとに「造る」ことを通して、社会の、世界の「未来」を日々築いています。

そういった未来を切り拓いてきたお客さま -「未来を造る人」が、今まさに労働人口の減少という社会変化を背景に様々な課題に直面しています。HACARUS はその課題に対して、新しい発想と技術で解決策を提供していきたい、そして世界に誇るその産業の力をより高めていきたい、そんな思いを込めています。

次世代の「はかる」とは

初めてお会いする方に名刺をお渡しし「HACARUS のロゴには漢字の『計』が隠れているんです」とお伝えすると、しばらくロゴを見つめていただいた後に、「あっ」と言っていただくことがよくあります。お察しのとおり、HACARUS という社名は日本語の「はかる」から来ています。

そして、ミッションにある「次世代の「はかる」」とは、単純に「ものをはかる」だけでなく、センサーやロボット、IoT などを組み合わせて得たデータから、 AI を軸とした新しい技術によって高い付加価値を生み出す、というプロセス全体を意味しています。

テクノロジーカンパニーとして私たちは技術を通じて価値を提供したい。日進月歩で進歩する革新的な技術を吸収しながら、それを価値に変えていくために、私たちはお客さまを知ること、現場を知ること、業界を知ることを大切にしたい。それを通じて、次世代の「はかる」が導く一歩先の世界をお客様と共に描いていけると考えています。

自分たちの中にあるものを大切に

このミッションと行動指針は経営陣から一方的に提示したものでなく、メンバー数名が中心となって、一緒に策定を進めました。そのプロセスの中で幾度となくお伝えしたのが「自分たちの中にあるものを大切にすること」でした。

世の中には沢山の「MVVこうあるべき」といった情報があります。ただ、その「あるべき」に引っ張られ、綺麗なだけの言葉を選んでしまうのは本末転倒です。特に行動指針は日々の仕事に密接にかかわるため、メンバー全員を交えた対話の機会を持ち、各々が傍観者ではなく、参加者としてこの策定にかかわってもらいました。その結果、策定された行動指針は私たちの価値観をシンプルによく表したものになっています。

HACARUS がカバーする技術領域は、ハードからソフト、組み込みからクラウド、 AI と非常に幅広いです。また、出身に目を向けると大企業からスタートアップまで、国籍でいえば日本人だけでなく様々な国の出身者がおり、組織の切り口でも実に多様です。多様なメンバーが、責任をもって自分の専門性を発揮しつつ、お互いを補完しながら挑戦的な課題に向き合っていく、この行動指針からはそんな風に働くチームが思い浮かびます。そのように私たちはありたい、あり続けたい。

ミッションや行動指針は策定したら終わり、ではなく、ここからが始まりです。このミッションや行動指針を体現するメンバーと共に、新しい価値提供を推進していきたいと思います。

代表取締役CEO 染田 貴志

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